アニメ「ろぼっ子ビートン」1976

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 東北新社東急エージェンシーの共同製作による1976年のアニメ作品。TBS系列で放送された。原作と監督は「ルパン三世」「オバケのQ太郎」(1965年モノクロ版)「怪物くん(1968年モノクロ版)』の演出を担当していた大隅正秋である。「ルパン三世」第1シリーズの都会的な演出は独特なものがあり、根強いファンが多いと思われるが、その演出方向などが起因したのか低視聴率に悩まされ、その後のルパンの演出が高畑勲宮崎駿に引き継がれた話は興味深い。「ろぼっ子ビートン」は30分ものでAパート・Bパートの2本構成。作中の音楽を担当したのが藤沢守、後の久石譲である。

 藤沢守は、この2年前「はじめ人間ギャートルズ」の音楽を担当している。公式では「ギャートルズ」が商業音楽の最初とされている。「ギャートルズ」のサントラは2008年に発売されていて、久石譲、当時24歳の作品が堪能できるが、「ビートン」に関しては2018年現在、DVD・Blu-ray・サントラの発売はなされていない。コメディー系のアニメ番組ということで、後年の久石メロディ・久石サウンドをしっかりと確認することは難しい。しかし、映像を邪魔しないが、しっかりと立体的に音楽を聴かせる「腕前」は聴くことができるのでないだろうか。

ちなみにオープニング・エンディングの作編曲は藤沢守ではなく川口真である。





YouTubeには「ろぼっ子ビートン」はあまり見当たらないが、ニコ動には数本あるようだ。

第20話Aパート「特訓!バレエ教室」←こちらをクリック


第24話Bパート 「ネンネンは裸でごめんネ」←こちらをクリック


オープニング・エンディング映像 ←こちらをクリック



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